精進料理レシピ

けんちん汁

精進だしと根菜の旨味で、ほっかほか〜けんちん汁
材料(約4人分)
■精進だし
昆布
15cm程度
干し椎茸
2個
800cc
■けんちん汁
ゴボウ
1/3本
カブ
1個(又は大根1/4)
人参
1/3本
もめん豆腐
1/2丁(200g)
絹さや
8本
醤油(濃口)
ゴマ油
各大さじ2

昆布茶
各小さじ1
適量
■調理時間の目安 約30分
今回の先生
【大阪市阿倍野区】
長楽寺 田伏 公英さん
けんちん汁は冷蔵庫や台所にある野菜をふんだんに使い、食材を無駄なく栄養を豊富に摂ることができます。小芋などを入れてもおいしいですよ。
典座(料理を担当する役)の一員として、寺の法要などで先輩僧侶から教わって始めた精進料理。丁寧な調理に穏やかな人柄がにじみ出ます。境内の長楽保育園で取材させていただきました。
  1. 昆布と椎茸で「精進だし」をひく
    1. 昆布に切り目を入れ、椎茸と共に8時間ほど水に浸しておく。
    2. その鍋を火にかけ、昆布から気泡が出てきたら火を止め、濾す。
  2. 具材の下ごしらえ
    1. ささがきにしたゴボウをを酢水にさらし、ザルにあげ水気を切る。
    2. カブは少し葉を残し、4〜5mmにカット。人参は3mm幅のイチョウ切りに。
    3. 「精進だし」に使った椎茸の石づきを取り、笠を四つ切りに。
    4. 豆腐は一口大に崩し、1〜2分茹でてザルにあげる。(手かスプーンを使うと味がしみ込みやすく、食感も良い)
    5. 絹さやは筋を取って塩茹でし、斜め半分に切る。(カブの葉で代用可)
  3. 調理スタート
    1. 鍋にゴマ油をなじませ、ゴボウ、人参、椎茸、カブ、豆腐の順に炒める。
    2. 精進だしを加え、アクを取りながら煮る。
    3. 具材が煮えたら、塩・醤油で調理。隠し味に昆布茶を入れる。
    4. 絹さやを添え、出来上がり。
      ※香りづけにゴマ油をたらし、七味唐辛子をふってもOKです。