教えと心得

供養の意義は何ですか?

供養とは、忘れないこと。

人は、死を迎えると、その存在は消えてしまうのでしょうか?

いいえ、そうではありません。私たちは、多くの方々が亡くなってなお、残された方々を励まし、助け、支えている場面を数多く見てきました。亡き人の思いや願いが生者と共に生き続けている事を感じるとき、人はつながりの中で、生死を超えて生き続けることを強く感じます。供養という行いを通じて、大切な方とのつながりを保ち続けるお手伝いが出来ればと思っています。

私たちは、生死を超えた人とのつながりを、大切にしたいと考えています。

家族や友達、多くの人とのつながりの中で生きる私たち。でも、いつまでも一緒にいたいという思いとは裏腹に、死の別れは逃れることは出来ないものです。誰にでも訪れる「死」という別れの現実。でも、「いのちの終わり」が「関係の終わり」になってしまうのでは、あまりに寂しい気がします。一緒に向き合うことは出来ないけれど、その人を心に思い、願いを共にしながら生きていく事が出来れば、それはとても心強く、しあわせなことなのではないでしょうか。

だからこそ私たちは、大切な人との生死を超えた絆を大切にしたいのです。