禅〜凛と生きる〜|曹洞宗近畿管区教化センター

坐禅のすすめ

坐禅の効能

心身に良いとされる坐禅

坐禅でだれでも爽快感を体験できるの?!

坐禅では、初めに鼻から息を深く吸い込み、徐々に口から全部吐き出します。これを数回行ったのち、自然な鼻からの呼吸にまかせます。これを意識的に集中して行うことで大脳の働きを変えているのです。

初めは見よう見まねでも結構ですのでお腹の呼吸法を意識し、坐禅を体験してみてください。個人差はありますが、すっきりと爽快な気分や、活力が生まれてくることを実感されるでしょう。

坐禅をすると姿勢がよくなり、気分がすっきりするのはナゼ?!

脳内物質に「セロトニン」があります。このセロトニンを分泌する「セロトニン神経」は、「睡眠時無呼吸」のほかに、「痛み」や「姿勢」など身体の多くに影響をおよぼしています。坐禅の呼吸法では、血中のセロトニン濃度が高まり、セロトニン神経が活性化して「姿勢がよくなる」「目覚めがよい」「痛みの調節ができる」「気分がすっきりする」などの効果があることが脳神経研究で立証されています。

セロトニン神経を活性化させるにはどうすればいい?!

セロトニン神経を活性化させるには、腹筋を使う呼吸法が一番です。坐禅では「丹田呼吸法」といって、ゆっくり長く息を吐き丹田(へその下あたり)にあるお腹の筋肉を収縮させます。ゆっくり息を吸うと収縮がなくなります。この呼吸を意識して30分間続けると血中のセロトニン濃度が増えて脳波に変化が現れ、不安や緊張が改善されて力がみなぎってきます。

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