禅のお話
シルクロードの風
玄奘三蔵の足跡をたどるフォト紀行。
629年、玄奘三蔵法師(602〜664 諸説有り)は西安(長安)から天竺に向けて旅立った。
それは16年を要する求法の旅であった…。
三蔵法師という名は、現代の私たちもよく知るところ。
国禁を犯してまで、釈尊のおしえを求めたその旅路は、苦難にみちたものであり、後に西遊記のモデルとなる。
膨大な経典を中国へもちかえり、翻訳した玄奘。その偉業は、今なお歴史の中で輝き続けている。
シルクロードをひたすらに歩んだその足跡をたずねる。
撮影:泉 義貫(常泉寺住職・日本風景写真協会会員)
大慈恩寺・大雁塔
玄奘三蔵法師の翻訳したお経を収保蔵するために建てられた。
大雁塔より西方へ通ず大通り
郷愁
シルクロードはよき時代を思い起こさせる郷愁に満ちている。
敦煌・莫高窟
シルクロード敦煌・莫高窟 玄奘三蔵法師は帰途に立ち寄っている。
莫高窟57窟 菩薩
井上靖が「私の恋人」と呼んだことで有名である。
体をS字にくねらした姿は優美で、インドのアジャンターから法隆寺の金堂へとその技法は伝わっている。
体をS字にくねらした姿は優美で、インドのアジャンターから法隆寺の金堂へとその技法は伝わっている。