【けさ】
僧侶が着用する衣服の一種。一般的に、左肩から右脇下にかけて衣の上にまとう。
語源は混濁色を意味するサンスクリット語のカシャーヤ。「袈裟」と音訳された。
大きさにより五条、七条、九条などがある。
【搭袈裟偈】
大哉解脱服(だいさいげだっぷく)
無相福田衣(むそうふくでんえ)
披奉如来教(ひぶにょらいきょう)
広度諸衆生(こうどしょしゅじょう)
無相福田衣(むそうふくでんえ)
披奉如来教(ひぶにょらいきょう)
広度諸衆生(こうどしょしゅじょう)
この偉大なるお袈裟は、人間のあらゆる執着心、煩悩を除く幸せの法衣である。これを肩にかけ、釈尊の教えを広め、生きとし生けるものを救おう。
道元禅師は正法眼蔵「伝衣」「袈裟功徳」巻において、その意義と功徳について丁寧に示されている。