木製で、棓(バイ)でたたいて音を鳴らす鳴物(ならしもの)の一種。
バイのあてどころや力加減によって、音色が異なり、それぞれの木魚の個性に合わせて良いポイントをさぐるのが、法具として「仏音」を奏でる際の心がまえである。
音が響くように中が空洞になっており、例えるならば鈴のような形である。大きいものほど低音で重みのある音色になるが、打ち鳴らすバイの大きさも相当なものになるなるので専属の副堂という役が担当することになる。
本山、永平寺や總持寺の木魚はかなりの大きさでその迫力に圧倒される。